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私は30代前半で営業マンから、全くの未経験状態でWEB業界に転職(キャリアチェンジ)をしました。
それまでの私は、今よりも知識も経験もない、営業だけをやってきた口先だけの人間だったと思います。

 

営業では良い思いも苦い思いも味わいましたが、歩合等でそれなりに稼いでおり「社会人として大きく成長した」と感じていましたが、これからの自分の人生を考えた時に「営業」という仕事に限界を感じていたのも事実でした。
何よりも危機感を持っていたのが『40歳になった時の自分のスキル』でした。
1年また1年と年を重ねていく度に「この会社を辞めた時に同じ給料ではどこも雇ってくれないだろうな」というのが営業を辞めた1番の要因だったと思います。

 

そして、営業に区切りをつけWEB制作の業界へキャリアチェンジをする決心をして、転職活動をはじめました。



大阪市内での転職活動でしたので、数多の会社があり、WEB制作の会社を見つけるのは難しいことでは無いのですが、
何よりも『未経験』『30代』『年収最低400万』という、私のステータス条件があてはまる求人を探すのに苦労しました。

ただ、WEB制作会社の求人を見ているとスキルと経験年数だけを求められる職種と、未経験からでも求人のある職種が存在している事に気づきました。


<スキルと経験年数を求められる職種>
・WEBデザイナー
・コーダー
・エンジニア
・データサイエンティストなど

<未経験からでも求人のある職種>
・営業
・WEBディレクター


 

また、営業はいやだなぁという思いが強かったので、
未経験からWEBディレクターとして勤めれる求人を探しました。

ここで活きたのが営業時代に培った<リサーチ能力>です。
事前に会社の事や、相手が求めている事を察知するように心掛けていたので、
求人媒体の特性や、企業が求人にかけている予算を想定して応募する企業のリストアップをしました。



私のリサーチの結果、リクナビ、DODA、エン転職は営業寄りの求人が多く、慢性的な人員不足の企業、
WantedlyやGreenはクリエイティブカンパニーが多く、経験者や求めてるスキルを持った人材を探す企業という掲載している企業の傾向を予測しました。
(未経験からWEB業界への転職をするならリクナビやDODA、エン転職のような媒体に掲載している企業へのエントリーを避けた方が良いと思います。)

ただ、スキルアップしたいという自分の考えとのミスマッチは避けたいという思いと、
企業側には媒体からの求人には『採用コスト』がそれなりに掛かる事は理解していたので、
無闇にWantedlyやGreenからの応募はせず、ピックアップした企業のコーポレートサイト、
企業の代表者の発信(ブログ、SNS、インタビュー記事など)を入念にチェックしたり読み漁り、
自分の思いを叶えれそうな企業に絞って、コーポレートサイトの問い合わせフォームから】
「面接して欲しい」旨を300文字程度のテキストにまとめたメッセージと一緒に送信をしました。



ここのテキストにはとても気を使いました。
ただの丁寧な文章ではとてもじゃないけど面接には進めない事は想像できましたし、
スキルのない自分にとってはいかに相手に興味を持ってもらうかという点に絞って、
テキストを作り込みました。

もちろん、「今は応募していません」とか「未経験の方の募集はしていません」というお断りは当たり前です。
送って一切返事も来なかった企業ももちろんありました。
ただ、作ったテキストにはそれなりに手応えを感じていたので、10社ほどのエントリーで2社面談に進めました。



面接では見栄を張らずに自信満々で話す事を心掛けました。
特に気を使ったのはスキル面。コミュニケーション能力のみで勝負したと言えるでしょう。
結果、営業時代の話を面白がってもらう事で、その内の1社に雇っていただきました。
ただ、その会社にも長く居らず、そこから2社ほど転職するのですが、
実はこの業界は『未経験』と短い期間でも『経験者』では恐ろしいほど求人数が違う業界です。
私の場合はWEB制作会社を1社経験した事により、それ以降の転職はかなり楽に進めました。
もう、「未経験」ではないからです。

こんな事を言うと怒られますが、慢性的な人員不足に陥りがちなWEB業界ですので、
求人で大事なのは「経験者」なのです。
WantedlyやGreenを見てたらわかる通り、スキル=経験年数という考えがあり、「WEBデザイン2年以上」とか、
「WEBディレクター3年以上」という年数括りで採用基準を設けている企業が非常に多いです。

普通に考えたらWEBデザイン2年やったとしても、業務内容によってはちょっとしたバナーしか作れない人もいますし、
逆にWEBデザイン1年ぐらいでも、大手企業のコーポレートサイトのデザインをバンバン作れるようになる人もいるので年数で括る事ができない仕事なんですよね。
企業側も本当はもっとちゃんとジャッジしたいのですが、忙しいので年数で括ってるのが本音だと思います。



あの時WEB業界に来ていなかったら、今の私はアナログ産業で働いていたと思います。
家族、特に子どもの事を考えて、自分のキャリアを諦めていた可能性が高いです。
実際に転職活動がうまくいかなかった時には、運送業界のドライバーとして内定を貰った事もあります。

 

もちろん未経験で入ったWEB業界では、たくさんの失敗とたくさんの迷惑をお掛けして、
自分には向いてないのかと考える事もありましたが、今ではフリーランスとして独立する事ができました。
続けれたのは、何よりも自分が「楽しい」と思える仕事だったからです。

今の仕事を楽しめていないなら、転職をおすすめします。
公務員以外の終身雇用は崩壊している今、楽しくない仕事を続ける理由がないと思っています。

 



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